[平成24年08月07日]no.702012年08月07日 13時17分53秒

小沢氏代表「国民の生活が第一」結党(朝日7/12)。
各メディアの世論調査によると、
あまり期待されていない、継子扱いの政党のようです。
従来の二大政党政治が終焉をつげ、
ヨーロッパ並みの多党政治が始まったのです。
新しい政党は、野党では自民党に次ぐ、野党第二政党になるわけです。
継子新政党は、必ず今の民・自・公の連携に綻びを生じさせます。
キャスティングボードを握った政党になり、
継子の汚名が取れるに違いないと思っているのですが、
政治の選択肢が増えることは望ましいことではありませんか?
消費税成立に向けて、政争は息を潜め合って、
お互いの出方を探っている様子がしますが、
あまりに静かなので、拍子が抜ける此の頃です。
不協和音が出てきました(8/5)

イギリス、ロンドンでのオリンピックが始まりました。
開会式を見ていての感想は、
イギリスはビートルスを生んだ先鋭的な文化の匂いがする
大英帝国のイメージでしたが、それは産業革命後の世界であって、
イギリスは農業国であった事を改めて知らされました。
EUの主要国であるイギリス、フランス、ドイツの
連携の困難さを知らされた気がします。
色の変化に乏しくサプライズがないと、
橋下大阪市長に言わしめた
「大阪文楽には脚本家がいない」の言葉を思い出しました。
どんよりとした「霧の街ロンドン」です。
ランランと輝く太陽の下というよりも、雨傘が似合う風情です。

四年に一度のオリンピックを今回は斜めから冷めた感覚で眺めています。
銅メダルを取ったにも関わらず、目標とした色と違うからと
笑顔一つ浮かべない選手が沢山いました。
オリンピック選手に選ばれたことは、それだけで
「国民の憧れのスター」だと思うのです。
私たち国民は、その憧れのスターが一生懸命頑張って欲しいと、
願いを込めて応援をしています。
例え、メダルに手が届かなかったとしても、
「良く頑張ったね!」と労いの応援をするのです。
だからこそ、選手達の「精一杯、頑張ったぞ!」という言葉に
応援団は癒されるのだと思うのです。
特に柔道がダメです。
リーダーが体育系の固い頭では、時代に取り残されてしまいます。

印象に残った選手とチームは、一番が「なでしこジャパン」です。
経営にみるなでしこの強さ(日経ビジネス7/23号)によると、
北京五輪に向けて、「ベスト4」という中期目標を設定し、
イノベーションというべき、従来のボールを外に蹴り出す戦術から、
ボールをあえて中央に集め、守備を攻撃に変えて目標を達成し、
ロンドン五輪では、「世代を越えた選手の融合」の
集大成がみられるそうです。

水泳・サッカー・体操の躍進ぶりと柔道の凋落ぶりが目立ちました。
指導者の資質の結果が顕著にあらわれてしまった気がしました。
柔道は絶対に金を取らなければならないと、
全ての選手が思い込んでいるようです。
指導者は、柔道を世界に合わせてイノベーションが出来る
柔軟な頭脳(体育会系の固い頭では時代に遅れをとる)の
持ち主でなければ、選手が可哀そうです。



此のたび、新しくブログを立ち上げました。
URL http://www.yaburewaraji.com
日本名…「破れわらじ」です。
ブログも「新路傍の石」として引き続きお目通しいただければ幸いです。